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これの冒頭でも述べたが、湾岸戦争時にイラクが行なった油流出の暴挙などは、まだ記憶に新しいと思う。
一度汚した自然をもう一度とり戻すということは、普通は至難の業なので占める。
しかし湾岸戦争後の環境汚染の一掃にアガリエ菌が活躍したように、アガリエ菌を活用して失われた環境をもう一度とり戻したいものである。
アガリエ菌を活用した浄化法のメリットを、まとめておこう。
昨今の不況のあおりを受けて、全国の各自治体でも税収不足などによって運営が非常にきびしくなっている。
しかしアガリエ菌を活用すれば、予算的にも心配はまったく必要ないといえる。
「浄化処理施設を新たに建設する必要がないし、建設にかかるコストはもちろん、にも決断すればすぐに行なえ、効果もたちまちあらわれるからありがたい」と口をそろえる。
私は昨今の不況は、アガリエ菌にとって神風だと感じている。
というのも、自治体などでも予算が潤沢にあれば、従来の発想で浄化処理を行なおうと考えるだろう。
とすれば、処理施設の建設や活性汚泥法などを導入するに違いない。
処理施設を建設するとなると、日本全国につくらなければならなくなる。
そうなると日本中が、浄化処理施設だらけになってしまうことだろう。
しかも建設にあたって、地域住民の賛成が簡単に得られるとは考えられない。
だいたいゴミや汚染、悪臭は、自分のところからは出しても、受け入れたくないと考えるのが人情である。
また活性汚泥法では、汚泥がたまってしまうと、これを抜く作業を行なわなければならない。
それに対してアガリエ菌を活用した処理方法では、ただ単にアガリエ菌を散布すればいいだけである。
バキュームカーもいらないし、エアレーシヨンの必要もない。
アガリエ菌が勝手に内部で撹持してしまうからである。
効果は長期間持続できる。
一度アガリ工菌を入れてしまえば、ほとんど永遠に効果があるといってもいい効果がすぐにあらわれることは、アガリエ菌を入れてほんのしばらく待っていると、河川のところどころでブクブクと泡が発生し始めることからもわかる。
これはアガリエ菌が汚泥物を食べて、次々に炭酸ガスと水に分解しているのである。
アガリエ菌は川の流れに乗って、上流から汚泥を求めて食べつくしていく。
この炭酸ガスの発生を見ていれば、いまどこまでアガリエ菌がたどり着いているかがすぐわかる。
いまから一O年前に、沖縄の久茂地川フェスティバルで、市民が参加してアガリエ菌を川に散布したときも、わずか五分後にヘドロを分解する反応が始まったことがテレビで放送された。
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